まずは電話での予約の際、相談する案件の概要を説明し、併せて、用意すべき書類なども確認しておきましょう。
この段階で契約をした場合の料金の目安についても聞いておくといいでしょう。
「証拠はすべてそろっている」と言いながら、なぜか相談時に何も持ってこない依頼者が多いですが、それでは手間と時間ばかりかかってしまいます。
最初が肝心ですから、面談の際には忘れず証拠書類を持参しましょう。
また、相談するべき内容をまとめたメモなどを用意しておくと、効率よく説明することができます。
ポイントとなるのは、客観的、具体的な説明です。
自分がどういったトラブルを抱えているか。
またどのような解決（例えば話し合いによる解決か、訴訟での解決か、金銭的な解決かなど）を望むかを明確にすることです。
自分にとって不利になるような事実があったとしても、隠さず話ましょう。
弁護士は依頼者の話を基に解決への見通しを立て、法的なアドバイスをします。
依頼者の話に事実と異なる部分があると、判断を誤り、的確なアドバイスができなくなってしまいます。
なお正式に依頼する前に忘れずにチェックしておきたいのが、事件を依頼した際、全体でどれくらいの費用や時間がかかるか、という見通しです。
十分な説明を受け、納得したうえで事件処理を弁護士に任せましょう。
また、弁護士の説明はメモを取りながら聞き、わからないことがあれば遠慮せずに質問しましょう。
丁寧に説明してくれるはずですし、逆に、説明を面倒がるようであれば、あまりいい弁護士とは言えません。
相談の際の注意点
