民主党の小沢一郎元代表（６８）の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢氏を強制起訴する検察官役の指定弁護士として、第二東京弁護士会が東京地裁に推薦した大室俊三氏（６１）ら３弁護士が記者会見し、「緊張感は持っている。身の引き締まる思いだ」と語った。
他に同弁護士会が推薦したのは、村本道夫氏（５６）と山本健一氏（４６）。
会見で大室氏は、「（検察審査会の）議決書の趣旨を踏まえて職務を果たしたい。３人でお互い頑張ろうと話した」と抱負を語った。小沢氏の強制起訴へ向けたスケジュールについて大室氏は「まだ証拠に触れていないので、誰がどう供述をしているのかも知らない。可及的速やかに公訴を提起するという以外にない」と話した。
推薦を受け、東京地裁は速やかに３人を指定弁護士として選任する。
指定弁護士は起訴状を作成して小沢氏を強制起訴し、原則として判決が確定するまで公判を担当する。必要に応じて検察官に嘱託して家宅捜索や事情聴取などの補充捜査を行うこともできる。
小沢氏公判で検事役の３弁護士「身が引き締まる思い」
