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新司法試験 初の予備試験に116人パス 合格率1.8%

 法務省は10日、法科大学院修了者以外でも合格すれば新司法試験の受験資格を得られる初の予備試験の最終合格者を発表した。合格者は116人(男性103人、女性13人)で、受験者に占める割合(合格率)は約1.8%だった。

 予備試験は、経済的な事情から法科大学院に通えない法曹希望者に門戸を開くことを想定して創設された新司法試験の「例外」ルートだが、受験資格の制限は特にない。旧司法試験の出願が昨年で終結し、今年初めて実施された。

 合格者の平均年齢は31.57歳。最年少は20歳、最年長は59歳だった。また、同省のアンケート調査によると、職業別では、大学生40人▽無職32人▽公務員13人▽会社員12人など。修了すれば、新司法試験の受験資格を得られる法科大学院生も8人いた。

 最終学歴別の調査では、本来、既に受験資格を得ているはずの法科大学院修了者も19人いたが、同省は「5年間で3回までという受験制限をクリアできなかった人か、実力試しかは不明」としている。

 今回の予備試験では出願者8971人のうち6477人が受験。短答式、論文式、口述式の各試験を経て最終合格者が決まった。合格者は来年5月に行われる新司法試験を受けられる。

 合格した東京大4年の川島享祐さん(23)は「法科大学院に行くお金がなくても法曹を目指せる制度なので、もっと多くの合格者が出てもよかったと思う」と話した。

ニュースソース:毎日新聞

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